《色彩構成》続・色の表示(表色系)

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こんな人に読んで欲しい!
・「色の表示(表色系)」についてのさらなる秘密を知りたい人

こんにちは、「なゆた」です!
今回は皆さんに、「色彩構成」より「続・色の表示(表色系)」についてをお教えします!

・アメリカの画家兼美術教育家でもあったマンセルが考案して、アメリカ光学会「OSA」が修正したマンセル表色系は、色相・彩度・明度の三属性を見た目に等間隔になるように標準化した顕色系の代表です。JISの「色の表示方法/三属性による表示」の規格にも使われています。

・PCCSと同じくマンセル表色系でも色相をHue(ヒュー)と呼び、Red・Yellow・Green・Blue・Purpleの5色を基本色相とします。それぞれの中間にYR・GY・BG・PB・RPを加えた10色を10等分し100色相とします。「5」の付く数字の色が代表色です。

・マンセル表色系では明度はValue(バリュー)といって、光の反射率が100%の理想の白を明度10、逆に0%の理想の黒を明度0とし、その間が均等になるように9色のグレーを挿入しグレースケールを設定します。現実には理想の明度10や明度0を作れないので、実際は明度9.5〜1.0となります。

・マンセル表色系では彩度をChroma(クロマ)といって、無彩色を0とし最高彩度は色相によって違います。

・マンセル表色系で有彩色を表示する場合は、色の三属性を表す数値や記号を「色相 明度/彩度」の順に連記して表記し、それぞれの頭文字をとって「H V/C」と呼ばれます。無彩色の場合にはNeutral(ニュートラル)の頭文字の「N」の後ろに数値を付けて表記します。

・マンセル表色系では色相ごとに最高彩度・明度が違うため、各色相の等色相面の形状が違い、別名「カラーツリー(色の樹)」とも呼ばれます。この色立体を縦に切ると、等色相面が見られます。

・マンセル表色系に従って作られた代表的な色票集として「Munsell Book of Color」「JIS標準色票」があります。「Munsell Book of Color」は約1600色の色数があって、「JIS標準色票」が2163色もあります!

いかがでしたか?これで「続・色の表示(表色系)」についてはおしまいです。皆さんも良ければ、ぜひ覚えておいて下さいね。
実を言いますと、この記事をもって「色彩構成」については一旦お休みします・・・。突然で申し訳ございません・・・。
以上です、ありがとうございました!

(追記)写真はなかなか良いのが無かったので、ありません・・・。申し訳ございません・・・。

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