《色彩構成》続・光と色②

webデザインのこと

こんな人に読んで欲しい!
・「光と色」についてのさらなる秘密を知りたい人

こんにちは、「なゆた」です!
今回は皆さんに、「色彩構成」より「続・光と色」についての続きをお教えします!

・視細胞には錐体と杆体があって、網膜上での分布に偏りがあるんです。錐体は、黄班部分に多く、中心窩から10°付近に集中して、杆体は中心窩の周りに広く分布して、中心窩の20°付近に分布のピークがあります。錐体よりも杆体の方が圧倒的に多く存在するんです。

・視神経乳頭には錐体も杆体も無いため、この部分に像が結ばれても何も見えないことから盲点と呼ばれるんです。この盲点を補う働きをフィル・インといいます。

・錐体には、短波長を感じるS錐体と、中波長を感じるM錐体、長波長を感じるL錐体があります。波長別の感度をグラフにしたものを分光感度といって、S錐体は430nm付近が高感度で、M錐体は540nm、L錐体は550〜560nmで感度が高いんです。

・視細胞がどの波長に対してどのくらい感度があるかを視感効率といいます。視感効率をグラフにしたものを分光視感効率曲線といいます。錐体の最大の視感効率は555nmで、杆体の方は507nmです。

・視細胞にある光を吸収する物質を視物質といって、杆体の中にある物質はロドプシンもしくは視紅と呼ばれます。ピンク色で507nmの波長を最もよく吸収します。錐体には赤オプシン・緑オプシン・青オプシンがあります。それぞれL・M・S錐体に対応しています。

・優位の環境に眼が慣れることを順応といいます。暗さに眼が慣れるのを暗順応、明るさに眼が慣れるのを明順応といいます。

・明順応して錐体だけが機能する状態を明所視、もしくは錐体視といいます。暗順応して、杆体だけが機能する状態を暗所視、もしくは杆体視といいます。明所視から暗所視へ移行する過程で錐体と杆体が両方機能している状態を薄明視といいます。明るい所では錐体の555nmが最大の視感効率ですが、暗い所では杆体の507nmが最大の視感効率となります。このズレをプルキンエ・シフトといって、暗い所では、赤や黄はくすんで見えて、は鮮やかに見える現象をプルキンエ現象といいます。

・周りの色に眼が順応することを色順応といいます。夕焼けの赤い光に照らされた白い壁が白と認識できるのは色の恒常性が働いているからなんです。

今日はここまでです。いかがでしたか?
続きはまた次回書きます。皆さんも良ければ、ぜひ覚えておいて下さいね。
以上です、ありがとうございました!

(追記)写真はなかなか良いのが無かったので、ありません・・・。申し訳ございません・・・。

コメント

タイトルとURLをコピーしました