道枝駿佑 × 武藤将吾『マルス』を見て感じた、3つのドラマとつながるメッセージ

ひとりごと

こんにちは、「なゆた」です!

皆さん、テレビ朝日系 火9ドラママルス −ゼロの革命は見ていますか?

毎回スカッとする大逆転と、手に汗握るサスペンスフルな展開が魅力的ですよね!

さて、そんな『マルス』を見て、僕は大好きなあの3つのドラマとの共通点を感じました。

(※この記事では、現在の放送回までのネタバレが含まれます。また、これはあくまで個人の意見です。)

これまでのあらすじ

1年前・・・美島 零(道枝駿佑)・倉科エリ(大峰ユリホ)・ウド(???)の3人は、
動画配信集団「マルス」として、楽しい娯楽と心に響く熱いメッセージを視聴者に届けてきた。

しかし・・・ある日、ゼロたち3人の個人情報が流出する事件が発生。
ゼロたちは証拠をつかんで世間に告発しようとするが、SNS大手のクロッキー社にバレてしまう。

社長の國見亜門(江口洋介)は、「データを我々にくれたら、君たち3人の命は助けてやる。」と告げる。
ゼロは、エリを巻き込みたくない一心でその条件を引き受けたが、エリはあきらめなかった。

エリは単独で事の重大さを世間に訴えたが、覆面インフルエンサー「ミスターK」の言葉を真に受けた世間はまったく聞く耳を持たなかった。
エリは「ミスターK」と世間からの言葉の暴力に苦しめられ、自ら命を絶ってしまうのだった・・・。

それから現在。ゼロは、エリを死に追いやった「ミスターK」の正体を暴くために桜明学園に転校。
名前に「K」のつく生徒を集め、新生「マルス」として様々な不正を暴く一方で、「ミスターK」の正体を探した。
ゼロの目的は、「ミスターK」の正体を暴いて「人間に戻す」ことだった・・・。

そしてついに・・・ゼロはある疑惑を見つけたことから、「ミスターK」の正体が貴城香恋(吉川 愛)だということを突き止める。香恋は、國見社長の娘だったのだ。彼女は、父と会社を守るために「ミスターK」として暗躍していたのだ。

その直後、新生「マルス」に悲劇が訪れる。
桐山球児(泉澤祐希)が、ターゲットの悪徳ホストと揉み合いの末に転落して命を落としてしまう・・・。

それから1ヶ月後。悲しみを乗り越えたゼロたちは、新メンバーに不破壮志(日向 亘)を加え、
本格的にクロッキー社と全面戦争に突入することを決意する。
しかし、桜明学園にいる人全員の携帯が突然、一瞬だけフリーズし使えなくなってしまう。
これは、何かの前触れなのか・・・?

3つのドラマと共通するメッセージ

このドラマの第1話をみて僕は、世界線はまったく違えど、同じ武藤将吾脚本の『3年A組 −今から皆さんは、人質です−』『ニッポンノワール −刑事Yの反乱−』、ツバキマサタカ脚本の『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』と共通するメッセージを感じました。

『3年A組』では、ネットで誹謗中傷をする人たちに向けて、「悪意にまみれたナイフで、汚れなき弱者を傷つけないように、変わるんだよ!」と訴えた。

『ニッポンノワール』では、人体実験で犯罪者を更生させようとする組織に対し、「人体実験なんてしなくたって変われるんだよ。自分次第で、この世界はいくらでも変えられる。」と投げかけた。

『最高の教師』では、今の世の中に向けて、「無自覚に人を傷つける世界を、少しでも変えてくれることを・・・」とメッセージを残した。

そして・・・『マルス』では、大人たちが都合のいいように作った社会で生きる人たちに、「俺たちが、この腐った世界を変えるんだよ!」と手を差し伸べる。

作っている局とスタッフは全く別々のため世界線は違いますが、
武藤さんが5年前から伝えてきたメッセージは全てこの『マルス』へとつながり、
ずっと僕たちの心に熱く響く
んです。

ゼロくんは、ガルムフェニックス!?

ゼロくんの目的は、エリを死に追いやった「ミスターK」の正体を暴いて、その人を「人間に戻す」ことでした。

もしかしたらゼロくんは、『3年A組』『ニッポンノワール』に登場した特撮ヒーロー「ガルムフェニックス」のような存在ではないかと感じました。

「ガルムフェニックス」は、人の心を奪われた人間が怪人となり、それを倒すことで元の人間に戻すヒーローです。
決めゼリフは、「変わるなら今だ!お前のその手で道を切り開け!」「Let’s think!」

ゼロくんは「ガルムフェニックス」と目的が似ていますが、
メッセージはより発展していて、「一緒に変えよう。」と差し伸べているように思います。

最後に

ついにクロッキー社との全面戦争に突入する新生「マルス」。
しかし、クロッキー社のほうも本格的に動き出してしまう・・・。

果たしてゼロくんたちは、日本を揺るがす大きな陰謀を止めることができるのか・・・!?

今後の展開がますます楽しみですね!

以上です、ありがとうございました!

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