こんにちは、「なゆた」です!
超ヒットメーカー・坂元裕二さんの『初恋の悪魔』、物語はラストに向けて近づいています!!
そこで今回は、『初恋の悪魔』の第7話を振り返りたいと思います!!
(注意:この記事では第7話のネタバレを含みます。純粋にドラマを楽しみたい方はここから先の閲覧をお控え下さい。)
『初恋の悪魔』を見逃した人はぜひこちらから↓
① ドラマ好きな人
② 『初恋の悪魔』及び坂元裕二作品が好きな人
③ まゆらー(仮)の人
第7話 振り返り
新たな殺人事件
雪松署長(ゆきまつ:伊藤英明)を殴ったことで自宅謹慎処分となってしまった悠日(はるひ:仲野太賀)は、鈴之介(すずのすけ:林 遣都)の家で星砂(せすな:松岡茉優)と再会し、ホッとした。
しかし星砂は、悠日に対して警戒心をあらわにする・・・。
別人格の状態だと察した悠日は、複雑な気持ちに・・・。
琉夏(るか:柄本 佑)は、鈴之介と星砂の仲が良さそうな姿を見て、「これは裏切りのツーショットだ!」と主張する。
そんな時、鈴之介のもとに、刑事課から電話がかかってきた。
新たな殺人事件が発生したのだ。
被害者は大学生の望月 蓮(もちづき れん:萩原竜之介)。
遺体は水に濡れていて無数の刺し傷があって、靴を履いていなかった。
どうやらその手口は、弁護士だった頃の森園(もりぞの:安田 顕)が担当した5年前の事件と、朝陽(あさひ:毎熊克哉)がリサ(りさ:満島ひかり)を捕まえた3年前の事件とそっくりで・・・。
鈴之介と渚(なぎさ:佐久間由衣)は、現場で女性のネイルを見つけた。
・・・もし一連の事件の真犯人を突き止めれば、リサを救うことができるかもしれない。
一方、複雑な気持ちを抱いていた悠日を、琉夏はそっと慰めた。
事情を何も知らない琉夏は、鈴之介と星砂の関係を「そういえば摘木っつぁん、人が変わったみたいだったな・・・。あれは絶対にデキてるに違いないぞ。」と考えた。
悠日は「摘木さんは帰ってきます!また元に戻って、僕のところに帰ってくると信じてます!」と言った。
その頃、鈴之介と事件の情報を調べていた星砂は、「リサをまた風が吹いている外に出してあげることさえできたら、ぜんぜん別に・・・。」と鈴之介に言った。
すると星砂は、SNSでこんな動画を見つけた。
被害者である蓮の恋人・桐生菜々美(きりゅう ななみ:あかせあかり)が、「昨日彼氏が殺されました😭😭😭 なぐさめてください〜😭😭😭」という文字とともに、ひとりカラオケを楽しんでいる動画だ。
その動画には、あのとき現場で見つけたネイルが映っていた・・・。
菜々美は事件発生時にひとりカラオケをしていて、その途中でカラオケ店に居合わせたテニスサークルの5人の仲間と話したと主張した。
だがサークル仲間と店員は、菜々美とは会っていないと証言する。
神奈川県警の捜査一課は、菜々美を有力な容疑者とするのだった・・・。
彼氏である蓮が殺されたにも関わらず、明るいテンションを貫く菜々美は、おそらく事件には関係しないだろうと僕は思った。
もしそうだったら、リサを救える確率は高くなるはず。
星砂への想い
翌日、小洗先生(こあらい:田中裕子)は星砂とバッタリ会うが、星砂は「ごめんなさい、違います。」と言った。
悠日は小洗先生のもとを訪れ、「さっき先生が会った摘木さんは、摘木さんではありません。」と明かした。
その後、悠日は鈴之介宅に向かい、別人格の星砂と今一度話をする。
すると悠日は、星砂が朝陽のスマホを持っているのを見つけた。
星砂は「盗ったんです。あなたのお兄さんに会った時、『この刑事、リサのことで何か隠してる』って思ったから、盗って逃げたんです。あの刑事はリサを銃で撃ちました。リサに罪をかぶせて殺そうとして・・・。」と認めた。
悠日は「兄はそんなことをしません。」と反論するも、星砂は「見てたんです。あの刑事はリサを殺そうとした人なんです、あなたはその弟なんです!」と主張する。
そこに鈴之介が帰って来た。
星砂は鈴之介に抱きついた。
鈴之介は悠日に、「こうなった以上、理解してほしい。」と頭を下げる。
悠日は「ですよね・・・」と答えるしかなかった。
悠日は、自宅に残された星砂のスカジャンを手にしては、胸が苦しくなるのだった・・・。
もう元の星砂には戻って来ないかもと感じた悠日の辛さに、僕も苦しくなった。
恋とは、こんなにも切ないものだったとは・・・。
「マーヤーのヴェール」を剥ぎ取れ!!
翌日、菜々美の自宅から凶器が発見されたとの知らせが入る。
すると、鈴之介のもとに琉夏がやってきて、悠日がクビになることが正式に決定したことを告げる。
そして琉夏は「彼女を返してやって欲しい」とお願いするが、鈴之介は「今はそれどころじゃない」と断る。
その夜、鈴之介・悠日・琉夏は、別人格の星砂を連れて、自宅捜査会議を行うことにした。
「行くぞ。(あっ、マネしてください。)『マーヤーのヴェール』を剥ぎ取るんだ!」
琉夏がお願いをして、鈴之介が「それどころじゃない」と断ったとき、
琉夏の「じゃあ何どころジョージなんだよ!」というセリフに大爆笑してしまった!!
琉夏がいちばん迷言を生み出しがちなんだよね(笑)。
さすが坂元裕二さん・・・どうやったらこんな言葉思いつくのか・・・。
事件の真相
菜々美の証言によると、事件前日の午後8時頃、一人でカラオケボックスへ。
その日空いていた部屋は4番と9番だったため、9番の部屋に入った。
9時頃、トイレに行った菜々美は、テニスサークルのメンバーたちと遭遇した。
(そのとき彼らが持っていたのは、ラクロスのラケットだった。)
部屋に戻った菜々美は再び歌い始め、先述の動画を撮った。
すると9時35分、蓮から別れ話のメールが届いた。
9時40分に店を出て蓮の自宅に向かうも、彼は来なかったという・・・。
しかし、テニスサークルのメンバーたちの証言によると、8番の部屋に入り、ミラーボールが光る豪華な部屋でカラオケを楽しんだ。
途中、桃アレルギーを持つ1人が桃のドリンクを飲んでしまい、大騒ぎに。
そして午後8時頃に店を出たため、菜々美とは会っていないという・・・。
菜々美の証言が本当だとすれば、サークルのメンバーたちと店員はウソをついていることになる。
調べてみると、矛盾点を見つけた。
まずミラーボールを見てみると、ミラーボールがある部屋は8番ではなく、10人入っていた5番だけ。
カラオケ店にある桃の飲み物というのは、スパークワインのこと。
さらに大学にはラクロスサークルというのはなく、附属高校だけ。
そして、附属高校のラクロス部の5人の女子高生が制服のままカラオケを楽しんでいる動画を見つけた。
テニスサークルのメンバーたちは、5番の部屋で女子高生たちとお酒を飲みながらカラオケをしていたのだ。
店員も未成年だということを分かっていながら、黙ってお酒を出したのだ。
だからテニスサークルのメンバーたちと店員は、発覚を恐れて菜々美と会っていないと証言したのだ。
これで解決!店員とメンバーを問い詰めれば、菜々美のアリバイは証明できるはずだ。
その時、悠日は、星砂が髪をかきあげる仕草を見た。
その仕草は、元の人格と確かに似ていた・・・。
「摘木さん?摘木さんですよね?」
「違う。」
「帰ってきて・・・摘木さん、帰ってきて!!約束したじゃないですか・・・『忘れないで』って言って・・・帰ってきてください・・・僕、ちゃんと待ってます!あなたのことが大好きです!」
「ごめんなさい。私、違うから・・・。」
彼女の人格は、元に戻ったわけではなかった。
「あなたのせいでしょう?あなたがそこにいるから、本当の摘木さんがそこに入れなくなったんですよ!?あなたは、そこにいてはいけない人なんです!!返してください・・・摘木さんを返してください!!」
鈴之介は、「この人に触らないでくれ。」と悠日を止めるのだった・・・。
辛い。あまりにも辛すぎる・・・。
これでもう戻らないと思うと、僕は余計胸が苦しくなる・・・。
「アホの星砂」からの手紙
翌日、森園は雪松署長のもとを訪れ、将棋を楽しんだ。
そして森園は雪松署長に、過去に起きた事件について探りを入れる・・・。
一方、小洗先生のもとを訪れた悠日は、星砂を元に戻す方法を教えるよう頼んだ。
すると小洗先生は、ある物を出した。
「ベッドの下からね、こんなものが出てきたの。」
手紙だ。
その手紙には、こう書かれていた。
「今、朝四時。
誰かさんはまだ寝ている。
眠れないわけではないが、ちょっと思うことがあり、キッチンのくっせぇゴミ箱の横でこれを書いている。
なんというか、急にいなくなってしまったら申し訳ねぇなって思うから、何かの足しにと思ってる。
まず一。
私がどうしてこうなったのかとか、考えるのはやめてくれたまえ。
過去を掘り返すなんてもってのほかだ。
そりゃまあ、誰しもなんとかあるさ。
もっともらしい理由があったら納得いくのか?いらんいらん。なんかの箱に入れて語られるなんてまっぴらごめんだ。
私は今の自分が好きなのだ。
誰かさんに出会った自分が好きなのだ。
出会う前の私で覚えられたくなどない。
その二。
私がいなくなって寂しがるのは構わないが、ほどほどにしとけ。
悲しいとか辛いとか、私は置いていきたくない。
やり残したことがあると思うか?そんなものはねぇ。ハッピーなエンドなんていらねぇ。
ほんのスプーン一杯くらいの思い出があれば、それでいいのだ。
ホットドッグ食ったら二人してキャベツもりもりはみ出したこととか、電球を取り替えてヘソが見えたときのこととか、あざとい赤いパンツとか、かなりイイ感じのタイミングで鳴るアラームとか、トイレのドアを静かに閉めてくれることとか、朝起きて一杯のお水を半分ずつ飲んだこととか、
どうか、ニヤニヤいじわる言ったり、ヘラヘラふざけてた私だけを覚えてほしい。
誰かにどんな人だったかと聞かれたら、『アホでした』と答えて笑ってほしい。
私には思い出がある。
しかも私の思い出は、私だけの思い出じゃない。
それが嬉しい。
これ以上があるか?
その三。
泣くんじゃねぇぞ。
アホの星砂より」
なぜだろう・・・?
涙が溢れて止まらない・・・。
「やばいやばい・・・怒られちゃう・・・」
涙を必死にこらえようとする悠日を、小洗先生はそっと抱くのだった。
手紙の内容が泣ける・・・。
これ、星砂の本当の人格はもうすぐ消えるだろうと分かってて書いたのかな・・・?
だとしたら、この別れは本当に切なすぎる・・・。
どうか戻ってきて・・・。
電話越しの相手
一方、車に乗り込んだ雪松署長は、どこかに電話をかけた。
「もしもし、響子?すぐに帰るからね。なんとか片付いたよ。やっと、終わったんだ・・・。」
その時の雪松署長の表情は、なんだか辛そうだった・・・。
第8話に続く・・・
響子って誰だろう?雪松署長の奥さん?それとも、娘?
「片付いた」って?「やっと終わった」って???
じゃあ一連の事件は、雪松署長がやったってこと・・・???
でも、もし仮に一連の事件の真犯人が雪松署長だったとしても、複雑な事情を抱いての動機かもしれない・・・。『マイファミリー』の犯人のように。
なゆた感想 〜今までで一番切なすぎる回・・・。
今回は、今までで一番切なすぎる回でしたね・・・。
「アホの星砂」からの手紙で、涙が止まりませんでした・・・。
しかし、ラストの雪松署長の電話の相手は誰だろう?
なんか雪松署長、複雑な事情を抱いてそうな予感・・・。
今後の展開 〜ここからが、はじまりだ。
次回、物語はとうとう最終章へ突入します!!
鈴之介・悠日・星砂・琉夏・森園の5人は、雪松署長に疑いの目を向ける。
そしてついに、朝陽のスマホの中が明らかに・・・!?
雪松署長の電話の相手・響子や、朝陽のことを知る元刑事「みぞれ」といった新キャラクターも登場!!
小洒落てこじれたミステリアス・コメディーから、怒涛のクライム・サスペンスへと覚醒を遂げる『初恋の悪魔』。
本当の物語は、ここから始まる・・・。
後日、最終章突入にあたる第8話についても書こうと思いますので、楽しみにしていてくださいね!!
以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
これまでの振り返りをご覧になりたい方は、是非こちらも読んでください!
『初恋の悪魔』を見逃した人はぜひこちらから↓
コメント