《敵か味方か、味方か敵か。》日曜劇場『VIVANT』第1話 振り返り&考察

ドラマ振り返り・考察

 こんにちは、「なゆた」です!

 あの『マイファミリー』から1年・・・
 またまたヤバい日曜劇場が始まりました・・・!!
 その名も・・・

 TBS系 日曜劇場VIVANT!!

 これは、社会現象にもなった大ヒットドラマ『半沢直樹』など数多くの日曜劇場を手がけたTBSの大ベテラン・福澤克雄監督による完全オリジナルストーリーであり、堺 雅人さん・阿部 寛さん・二階堂ふみさん・松坂桃李さん・役所広司さんなどといった主役級キャストが大集結した、謎だらけのアドベンチャー・ドラマとなっております!

 ということで、今回から新たに『VIVANT』毎週振り返っていきたいと思います!!
 (注意:この記事では『VIVANT』の全ての謎が明らかになっております。純粋にドラマを楽しみたい方はここから先の閲覧をお控え下さい。)

ぜひ!こんな人に読んで欲しい!

① ドラマ好きな人
② 『VIVANT』が好きな人

第1話 振り返り

エリート商社で起きた大事件

 「(天照大御神、イエス・キリスト、アブラハム・アラーよ・・・誰でもいい、助けてくれ・・・俺はこんなところで死にたくない・・・。)」

 広すぎる砂漠・・・その砂漠を彷徨っている一人の男がいた。

 なぜこんなことになったのかは、数日前にさかのぼる・・・。

 大手エリート商社・丸菱商事は、海外のインフラ設備会社・GFL社と共同で太陽エネルギープラント事業を立ち上げようとしていた。

 エネルギー開発事業部2課長の乃木憂助(のぎ ゆうすけ:堺 雅人)は、GFL社に対し契約金1千万ドルを振り込んだつもりだったが、なんとその10倍である1億ドルを振り込んでしまったことが発覚する・・・。

 エネルギー事業部長の宇佐美哲也(うさみ てつや:市川猿弥)も「だから中央アジアの無名の企業はやめとけって・・・」と大あわて。

 専務の長野利彦(ながの としひこ:小日向文世)からは「このままいけば9千万ドルの損失だ。もし金を取り戻せなければ、君らはおしまいだ。」と言われてしまう。

 乃木は9千万ドルを取り戻すため、中央アジアのバルカ共和国へと向かう。

 しかし、GFL社のアリ・カーン社長(山中 崇)からは、「すでに下請けに送金してしまった」と言われる。
 乃木とアリ社長はバルカ国際銀行に向かうが、すでに相手の口座に渡ってしまっていた。
 アリ社長は「送金した会社は教えることができない」と言うのだった。

 困った乃木は、アメリカのCIAで働いている親友のサム(Martin Starr)に連絡を取る。

得体の知れない謎の組織

 サムの調べによれば、1億ドルを受け取ったのはアマン建設会社アル・ザイール(Erkhembayar Ganbold)という人物だということが分かった。ザイールは、1億ドルを丸ごとダイヤと交換していたのだ。

 サムは「俺がバルカを張っていたのは、得体の知れない謎の組織を追っていたからだ。とても不気味な組織で、誰がリーダーで何が目的なのかが全く掴めてないんだ。何が起きてもおかしくない国だから、気をつけろよ。」と告げる。

 翌日。乃木はタクシーでアマン建設に向かおうとするが、途中でドライバーにだまされカバンを奪われ置き去りにされてしまった・・・。

 乃木は仕方なくこの広い砂漠を歩いて超えようとする。
 しかし、あまりの猛暑に耐えきれず、乃木は気を失ってしまう・・・。

ザイールの自決

 その夜。倒れている乃木を見つけたのは、2人のバルカ人の親子・アディエル(Tsaschikher Khatanzorig)とジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)だった。

 乃木は、アディエルとジャミーンに支えられ、無事アマン建設に到着する。

 乃木は地元警察のサポートのもと、アマン建設のゲルに入った。

 そこには、1億ドルを送金したとされるザイールがいた・・・。

 乃木は勇気を振りしぼって、「誤送金してしまった9千万ドルを、全額返金していただきたいのですが・・・」と要求するが、ザイールは「何言ってんだお前?金なんかない。」と笑いながら否定する。

 ザイールは「お前、どうやってここを見つけた?ここまで来たヤツはお前が初めてだぞ。」と問う。
 そして彼は、乃木に対して謎の言葉をかける・・・。

 「おい、日本人・・・お前が、”VIVANT” か?

 「VIVANT・・・?おっしゃっていることが、よく分かりません・・・。」

 ザイールは「すべては、お前のせいだ。」と体に巻き付けていた爆弾自決しようとする。

 「神は、偉大なり・・・」

 その時。一人の日本人の男が、乃木を助け出す・・・!!

 「逃げろ、爆発するぞ!!」

 アディエルは「神様、娘だけはお助けを・・・。」とジャミーンをかばう。

 乃木が男に守られゲルから飛び降りた瞬間、ザイールはついに自決してしまうのだった・・・。

出会いと逃亡

 爆風で重傷を負い、地元の病院に運ばれる乃木。

 ジャミーンの主治医でもあり、砂漠で倒れていた乃木をも救った世界医療機構柚木 薫(ゆずき かおる:二階堂ふみ)は、アディエルを救おうと奮闘するが、その甲斐もむなしく亡くなってしまう。

 目を覚ました乃木は、自分を救った男と再会する。
 男の名前は野崎 守(のざき まもる:阿部 寛)で、警視庁公安部外事第4課捜査官だ。

 そんな中、病院内にバルカ警察で一番優秀な警察官・チンギス(Barslkhagva Batbold)が現れる。
 そう。乃木と野崎は、なぜか爆破事件の犯人にされてしまったのだ。

 野崎は、薫に「同じ日本人として協力してほしい。」と秘密裏に乃木の治療をしてもらう。

 そして逃げようとした途端、チンギスに見つかってしまい、薫も巻き込まれ3人とも拘束されてしまう。とうとう絶体絶命かと思いきや、なぜか警察車両のドライバーがチンギスの部下を突き飛ばした。

 実は運転をしていたのは、野崎の相棒であるドラム(富栄ドラム)で、警察になりすまして3人を助けたのだ。
 野崎は「お前は世界中を巻き込む大きな渦に入り込んだ。日本警察がお前を全力で保護してやる!」と乃木に告げる。

 3人はモスクに泊まることにするが、安心している場合ではなかった・・・。
 ダバという名前の住人が、3人の情報を警察に売ったのだ。

 チンギスたちは、警察犬・ボムを使って乃木たちを探し出す。

 野崎はこう告げる。「お前ら、覚悟はいいか?」
 そう、なんと肥溜めに隠れて、警察犬の嗅覚を狂わせる作戦なのだ・・・!!

 あと少しのところで見つかりそうになったその時、外で爆発が起きた。
 その隙に、ドラムが駆けつけてきた。
 ドラムによれば、どこに隠れても警察犬に見つかるため、車で強行突破するしかないという。
 野崎は、そのプランに変えることにした。

 3人は車で柵を突破し、無事広い大地へ逃げることに成功した。

日本大使館を目指せ!

 このバルカ共和国で一番安全なのは、日本大使館だ。
 治外法権のため、チンギスたちも追って来ないからだ。

 しかし、首都クーダンの全入り口が厳戒態勢となっていた。
 乃木は、懸賞金10万ドル指名手配されていたのだ!
 同行者として野崎と薫も・・・。

 野崎は、スマホを持っておらず指名手配のことも知らない遊牧民にまぎれて、馬に乗ってゲートを通過することにした。
 食べる以外に動物を殺すことのできない国だから、チンギスたちも銃を撃ちにくくなるのだ。

 ドラムが銅鑼でヤギや羊たちを走らせ、それにまぎれて4人がゲートを無事通過。
 予想どおり、チンギスは4人を射撃できなかった

 クーダンに到着した4人は、ドラムが手配したダンプカーで警察のバリケードを突破!
 なんとか日本大使館に到着し、チンギスたちは仕方なく手を引くのだった。

“VIVANT” 〜世界中を巻き込む大きな渦〜

 野崎は、ドラムが仕掛けた盗聴器ですべてを聞いていたことを明かした上で、ザイールに接触できた乃木に対してこう言う。「お前は一体何なんだ?」と。

 「何なんだと言われましても・・・あのザイールって人こそ何なんですか?」

 乃木の疑問に対し、野崎はこう明かした。

 ザイールは、テロ組織の幹部だったのだ。
 「世界中を巻き込む大きな渦」というのは、その組織のことだったのだ。

 そして野崎は、ザイールが発した「VIVANT」という言葉がとても気になっていた。

 「VIVANT・・・必ず違う意味がある。」

 一方・・・とある青年(二宮和也)が、父親(役所広司)に対してこう伝えた。

 「父上、悲しい知らせがございます。アディエルが、あの爆破事故に巻き込まれて亡くなりました・・・。」

 「ジャミーンは?」

 「大丈夫です。ケガをして、今は病院にいます。」

 「また1人にさせてしまったな・・・。退院後は、我々で面倒を見る。」

 「はい。」

 悲しいことばかり起こるな、この大地は・・・。

 第2話につづく・・・

なゆた感想

あの『マイファミリー』を超える衝撃!!とある一つのトラブルをきっかけに、壮大な大冒険がはじまった!?

 まさかあの『マイファミリー』を超える衝撃を味わうことになるとは・・・!!

 とある誤送金トラブルが、やがて世界を揺るがす大事件に発展してしまうというストーリーなんて予想すらしていませんでした!!

 広い砂漠でのシーンとか激しいカーチェイスのシーンがとにかくすごかったですし、
 まさかの肥溜め潜入シーンまで!!
 TBSの底力を感じました。

 あの砂漠のシーンはなんと、CGを使っていないらしいです!!

 これはもうお茶の間ではなくて、映画館の大きなスクリーンで見たいレベル壮大スピーディーなドラマです!!

なゆた考察

1億ドルを送金したのは誰?

 1億ドル誤送金トラブルについて、要注意人物なのは、丸菱の長野専務だと思っています。

 長野専務を筆頭に、1課長の山本さん・業務調査部の河合さん宇佐美部長原経理部長・財務部の太田さん、そしてGFL社のアリ社長が全員グルで、この1億ドルをわざと送金して、ザイールのテロ計画に関与しているのではないかと思っています。

乃木は商社マンではない!?

 皆さんは、気づきましたか?乃木くんの行動がおかしすぎることに・・・。

 僕が見つけた怪しい行動はこれです。

 ・バルカ国際銀行でアリ社長からの結果を待っている間に、スマホと謎の電子機器をつないで何かをしていた。
 ・乃木くんがアリ社長を止めようとして、スマホを落とした。

 ・タクシーに乗っている時に写真を見ていた。

 このことから、乃木くんは商社マンではなく、何かしらのスパイなのではないかと推測します。

乃木の過去とは?

 乃木くんがうなされている悪夢について。

 あれは乃木くんの過去で、
 現時点で役名不詳である林 遣都さんと高梨 臨さんが演じているのは、おそらく乃木くんの両親。

 両親は、極悪な武装集団から逃げている間にやってきたヘリコプターに必死で助けを求めるが、その甲斐むなしく、集団に殺されてしまった・・・。

 乃木くんが「いろいろあって・・・」と言っていたのは、そのことなのではないかと思います。

“VIVANT” とは?

 アマン建設かつテロ組織の幹部・ザイールが発した言葉「VIVANT」

 ザイールは、乃木くんが「VIVANT」だと確信したから自決しました。

 「VIVANT」は、ありとあらゆるテロ計画を撲滅するための組織だと思います。
 サムが言っていた「得体の知れない組織」というのは、このことではないかと・・・

 もしくは、スパイ説のある乃木くんが所属している組織から付けられたコードネームだと思います。

謎の親子の正体は?

 ラストに登場した、役所広司さんと二宮和也さんが演じていた謎の親子

 彼らは、ジャミーンなど親を失った子供たちを保護していて、
 乃木くんも昔、彼らに育てられたんだと思います、

今後の展開

 信じるか、裏切るか。

 明らかになる、“VIVANT” の謎とは・・・!?

 後日、第2話についても書こうと思いますので、楽しみにしていてくださいね!!

 以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!

『VIVANT』を見逃した人はぜひこちらから

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