《感動の再会、そして明かされる真実。》日曜劇場『VIVANT』第8話 振り返り&考察

ドラマ振り返り・考察

 こんにちは、「なゆた」です!

 TBS系 日曜劇場『VIVANT、親子の再会に感動しましたね!!

 そこで今回は、『VIVANT』第8話の振り返りと今後についての考察をしたいと思います!
 (注意:この記事では『VIVANT』の全ての謎が明らかになっております。純粋にドラマを楽しみたい方はここから先の閲覧をお控え下さい。)

ぜひ!こんな人に読んで欲しい!

① ドラマ好きな人
② 『VIVANT』が好きな人

第8話 振り返り

感動の再会

 日本医療センターにて・・・
 (かおる:二階堂ふみ)のもとに、あるものが届いた。
 それは、乃木(のぎ:堺 雅人)の通帳と家の権利書、そして手紙だった・・・。
 手紙には、こう書かれていた。

 「これをあなたに託します。もうあまり残っていませんが、君とジャミーンのために自由に使ってください。薫さん、ありがとう。」

 ついに、父であるノゴーン・ベキ(役所広司)と再会を果たした乃木。

 するとベキは、乃木に拳銃を渡す。

 「本当に裏切ったのなら、私の目の前で殺せ。」

 幹部・ノコル(二宮和也)は、「お父さんの銃が汚れる。こっちを使え。」と別の拳銃に替えた。

 乃木がその銃で黒須(くろす:松坂桃李)に向けて引き金を引くと、的を外した。

 「お前にやられるのだけはごめんだ!やるんだったらベキ、お前が殺せ!」

 そう抵抗する黒須に向けて、乃木はもう一発引き金を引こうとする。
 しかし、その銃は弾切れになっていた・・・。

 そんな中、幹部・バトラカ(林 泰文)から報告が。
 高田(たかだ:市川笑三郎)・廣瀬(ひろせ:珠城りょう)・熊谷(くまがい:西山 潤)・和田(わだ:平山祐介)の4人はやはり亡くなっていたのだった・・・。
 公安の野崎(のざき:阿部 寛)・ドラム(富栄ドラム)・チンギス(Barslkhagva Batbold)たちが見守る中、4つの棺がアエロ・モンゴリアの飛行機に積み込まれた。

 「ホントに殺しやがって・・・」絶句する黒須。

 ベキは乃木に詰め寄り、「ヴォスタニアとの会合をなぜ知っていた?」と聞く。
 乃木は、アリ社長(山中 崇)の協力によりたどり着いたことを明かした。

 ベキは “証拠の映像” を見て心を痛める。

 「つらかったろう、アリは・・・」

 ベキはバトラカに、アリ社長のもとに行ってもらうよう指示した。
 そして、あの時なぜ銃をすり替えたのかをノコルに聞くと、
 彼は「お父さんのためです。」と答えた。
 あのとき乃木が、弾倉が満タンのベキの銃で黒須を射殺すれば、その後すぐ彼に残りの弾で反撃されることを察したため、そうしたのだ。

 ノコルは “ウソ発見器” ことポリグラフを使って、乃木に経歴を聞く。

 乃木はコロンビア大学に在学中、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロを目の当たりにし、「自分も何かのために命をかけたい」と思い自衛隊に入隊、そして幹部候補生として陸上自衛隊へ。ある日、上長から “心理戦防護課程” の試験に誘われる。3日後、指定された場所に呼び出された乃木は、面接試験を受ける。記憶に関する問題など、試験は1時間近く続いた。その後、別班配属の通知が届いたのだった。それから、表は大学院生・裏では別班員として、上官と2人きりで特別訓練を受けた。訓練後最初の任務は、中国に国家機密を売り渡していた通産省官僚の排除だった。その時、乃木は初めて人を殺したのだった。そしてその後、丸菱商事に入社。中央アジアをはじめとする世界各地の情報を探るようになり、現在に至る。

 「ここからはYESかNOで答えろ。お前は別班の任務でここに来た」

 「NO」

 「お前の本当の父親は日本にいる」

 「NO」

 「お前はテントの指導者ノゴーン・ベキを殺しに来た」

 「NO」

 「お前は父親に会うためだけにここに来た・・・」

 「YES」

 「ふざけるな!!たったそれだけのことで仲間を殺して寝返って、頭イカれてるのか!?・・・全てウソなんだろ?別班なら、ポリグラフなんか簡単に処理できるはずだ。」

 「そう思うなら、DNA検査をしてください。そうすれば、本当の親子だと分かってもらえます。」

 「もし違ってたら、どうするんだ?」

 「その時は・・・殺してください。」

 ベキは乃木に「お前がもし本当の息子なら、最後に別れた時の話をしろ。」と言う。
 乃木はその時の記憶は断片的にしか覚えていなかった。
 しかし、覚えているかぎり言えることは・・・

 乃木は人身売買のブローカーによって両親と引き離され、その時のショックで記憶を失ってしまう。
 いつものようにこじきをさせられていると、戦場ジャーナリストの飯田に拾われる。
 その後、京都・舞鶴の養護施設に入り、自分の名前が分からなかったため “丹後隼人” という名前を授けられる。
 20歳になったある日。たたら製鉄の特集番組を見ていた彼は、乃木家の家紋を見て断片的に記憶がよみがえり、自分が “乃木憂助” だと思い出すのだった。

 それを聞いたベキは、彼が実の息子であるということを確信する。

 その後、乃木のDNA鑑定は数日かかった。
 検査の結果「99.9%」の確率で、乃木がベキの息子だと判明したのだ・・・!!
 ベキは感極まって涙を流した。

 「憂助・・・よく生きていた・・・。」

 しかし、ベキはそう言うと、乃木の前から消えていった。

 「お父さん・・・どうして・・・!?」

 ノコルは部下に、黒須を連行するよう指示した。
 そして乃木に対して、こう意味深に呼びかける・・・。

 「アイツがいるとうっとうしいよな、兄弟・・・。」

 ベキは、亡き妻・明美(あけみ:高梨 臨)にこう語りかけた。

 「明美・・・憂助が、生きてた・・・生きてたんだ・・・」

テントの真実

 1週間後。乃木は、IQテストなどの知識を試された。

 結果、乃木は “IQ134” だということが分かり、幹部は「このまま彼を牢に閉じ込めておくのはもったいない」と判断した。ベキは「ここ半年が勝負時だ」と腹をくくった。

 乃木は、バトラカからUSBを渡される。
 中に入っていたのは、テントの1年間の収支報告のデータだった。
 総売上は7億3,870万ドル、総支出は1億4,090万ドル
 今までのテロはすべて請け負い、うまくいけば巨額な報酬を得る仕組み・・・

 しばらくして、乃木はバトラカが代表を務める民間軍事会社の見学に誘われる。
 兵士の徴集・訓練・武器購入はすべてこの会社の収益から出ているため、テントには軍事費が必要なかった。

 しかし、気になる点が2つだけ・・・
 1つは差額の5億9,780万ドルの行方、もう1つは幹部たちへの報酬・・・

 すると乃木は、また別の場所に誘われる。たどり着いたのは、児童養護施設だった。
 ベキは内乱で親を失った子どもたちを救うため、複数の施設を立ち上げた。

 そう。テントの目的は、テロを含め、合法・非合法問わず様々な仕事を請け負い、その報酬を子どもたちの救済に充てることだったのだ・・・!!

 きっとジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)も、この施設で育てることになっていたのだろう・・・。

 しかし、ベキの青年養護施設問題が起きていた・・・。
 子どもたちの食事のための材料の高騰が続いて困っていたのだ。

 そんな中、手で持つだけで重さが分かる乃木は、突然ある違和感を見つける。
 ベキが仕入れられているうるち米は炊けば330gになるはずだが、この施設では300g程度しかないのだ。子どもたちの人数は204人、職員は11人。もし150gの米を使っていたら、合計215人分は約32kgになるはずなのに、約29kgしか使われていなかったのだ。
 乃木は、施設の責任者であるヤスダ(音尾琢真)が、毎食3kg分のお米を横流ししていることを見抜いた。それを知ったベキたちはさっそく、ヤスダに対して “財産没収・国外追放” の処分を下すことにした。子どもたちには「病気でやめた」と伝えておくことにした。

ノコルからの試練

 その後、乃木はベキからの信頼を得て幹部待遇を受けるようになり、自分の部屋を用意された。

 ベキは、乃木に対してこう告げた。

 「ノコルは血のつながりはないが、れっきとした私の息子だ。“兄弟” で力を合わせていくんだ。

 翌日。乃木は、GFL社の向かいにあるノコルの資源開発会社・ムルーデルで働くことになる。
 (「ムルーデル」とは、「夢」という意味。)

 乃木は、ノコルから孤児院・養護施設の財務データの入ったUSBを渡される。
 ノコルは、「人件費・食費・留学費用をすべて見直して、1ドルでも多く浮かせろ」と乃木に指示するのだった。

 乃木はノコルに、ムルーデルの10年分の損益計算書を見せるようお願いする。
 「いらないだろ」と言うノコルだったが、ベキの許可を得たバトラカが、乃木にデータを渡した。

 ムルーデルの収入源は、総売上5億9,780万ドル・・・。
 そう。行方が分からなくなっていたテントの差額といっしょだったのだ!!
 さらに乃木は、ムルーデルが、テントによるテロの請け負いが始まったのと同じ3年前から、差額のほとんどを土地購入費に充てていることに気づく・・・。
 土地が必要になって、テロの請け負いを始めたのか?
 逆に3年前までのテントは、年間約8,000万ドル程度の仕事しか受けていない・・・。

 当時のテントは孤児救済のためだけに活動していたが、土地の購入のために世界中のスパイ組織からマークされることを覚悟のうえでテロの請け負いを始めた・・・。
 そこまでベキを突き動かす “何か”がこの土地にあるのか?最終標的地・日本も関係しているのか?

 少なくとも、テント解明のカギはこの土地にある・・・乃木はそう確信するのだった。

 第9話につづく・・・

なゆた考察

残り4人の別班は、まだ生きている!!その証拠は・・・

 ついにテントの謎が明らかになりましたね!!
 にしてもベキは、なぜ合法・非合法問わずいろんな仕事を請け負うのでしょうか?
 そのワケが気になりますよね。

 気になるといえば、別班精鋭部隊のこともそうです!!

 僕は、残り4人はまだ生きていると思います!
 そのワケは・・・第3話放送前に公開された、この予告を見れば分かります。

今後の展開

 ついに明かされる、ベキの壮絶な過去・・・

 テント誕生の秘密、そして真の目的が明らかになる!

 次回は生放送と第9話で、いっしょに盛り上がろう!!

 後日、第9話についても書こうと思いますので、楽しみにしていてくださいね!!

 以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!

『VIVANT』を見逃した人はぜひこちらから

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