《誤送金事件、完結。そして・・・》日曜劇場『VIVANT』第4話 振り返り&考察

ドラマ振り返り・考察

 こんにちは、「なゆた」です!

 TBS系 日曜劇場『VIVANT、誰も予想できない衝撃の展開でしたね!!

 そこで今回は、『VIVANT』第4話の振り返りと今後についての考察をしたいと思います!
 (注意:この記事では『VIVANT』の最大の謎が明らかになっております。純粋にドラマを楽しみたい方はここから先の閲覧をお控え下さい。)

ぜひ!こんな人に読んで欲しい!

① ドラマ好きな人
② 『VIVANT』が好きな人

第4話 振り返り

伝説のハッカー・ブルーウォーカー

 誤送金を仕組んだ人物が、財務部の太田(おおた:飯沼 愛)だと突き止めた乃木(のぎ:堺 雅人)たち。
 野崎(のざき:阿部 寛)たち公安はさっそく太田の自宅へと向かうが、彼女はすでに外出していた。

 太田の部屋を徹底的に調べてみると、中からは丸焼けになったハードディスクが大量にあった・・・。
 さらに、五代目・古今亭志ん生古典落語CDも見つかった・・・。

 一方。乃木と(かおる:二階堂ふみ)は、ドラム(富栄ドラム)・ジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)と再会を果たした。

 ホワイトハッカー・東条(とうじょう:濱田 岳)はハードディスクの中を調べたが、証拠となるものは見つからなかった。
 しかし・・・野崎は、志ん生のCDをパソコンに入れてみると、なんとハッキングの記録が残されていたのだ!!

 ID名は・・・“blue@walker(ブルーウォーカー)”

 ブルーウォーカーとは、東条が言っていた “自分の足元にも及ばない神” の一人とされる伝説のハッカーであり、その正体が太田だったのだ!!

 「そうか、全部この人のしわざだったのか!」

 あの伝説のハッカー・ブルーウォーカーが、なぜ丸菱商事を・・・?

 日本医療センターでは・・・
 薫は、ジャミーンの治療費について悩んでいた。
 手術費用を提供してくれるはずだった支援団体が、手を引くと言い出したのだ。
 おそらく薫が、バルカで警察に追われていたのが耳に入ったのだろう。
 3ヵ月分の入院費CT等の検査費用リハビリお薬代生活費などが含まれていて、
 さらにジャミーンは保険もきかないため、薫が用意したお金でも1,470万円足りないのだ。

 そんな薫に、乃木はクラウドファンディングを提案する。

 「ジャミーンのために、僕も何かしたいんです。」

 野崎は、乃木とドラムを昼食に誘い、事件のことを話し合う。

 実は犯人発覚直後、太田が退職したのだ。
 朝、財務部の部長に “退職する” というメールをしていて・・・。

 乃木が調査をしたところ、男性関係であんまりいい噂を聞かなかった。
 関係者からは、宇佐美部長(うさみ:市川猿弥)・原経理部長(はら:橋本さとし)・部下の水上 (みずがみ りょう:古屋呂敏)の名前が出てきた。

 野崎によれば、その噂は本当だった。
 実は、ブルーウォーカーは私利私欲のために脅迫や情報漏洩をしない怪傑であり、
 彼女は何者かに改ざんをやらされた可能性があるのだ。
 その容疑者候補となったのが、宇佐美部長原経理部長水上の3人なのだ!

 さらに前日、太田に猛烈に連絡をしていたもう一人の人物がいたという・・・。
 そこで野崎たちは、実際にその人物にニセのメールを送ったのだ。

 そのニセメールの待ち合わせ場所・廣幡八幡宮に来るのが、モニターもしくは別班なのだ・・・。

 夜になり、乃木たちが廣幡八幡宮で待ち伏せをしていると、そこにやって来たのは・・・
 長野専務(ながの:小日向文世)・・・!!

 野崎はさっそく専務を署に連れて、話を聞いた。

 話によれば、実は専務と太田は不倫関係にあった。
 妻との夫婦関係がずいぶん前から破綻していて、そんな中彼女に惹かれてしまったのだ。

 さらに経歴を調べると、防衛大から大学院に入るまでに2年間の空白があった。
 実は専務は、防衛大時代の訓練が苦しく、毎日ボロボロになり、つい薬物に手を出してしまったのだ。
 専務は少しでもこの苦しみから逃げ出したくなり、大学院に入るまでの2年間は、大分県にある “豊前中津園” という更生施設に入っていた。専務は大学院に入ってからも、薬物の誘惑に負けそうになるたびにその施設に通っていたのだ。

 このことから、専務は今回の事件に関しては無実だった。

 「教えてくれ。今回のことはぜんぶ太田君のしわざなのか?彼女は今どこにいるんだ?」

モニターは誰だ?

 結局、ブルーウォーカー・太田は何者かに利用されており、宇佐美部長もしくは原経理部長が怪しいのだろう。
 だが、もし太田がテントの “モニター” の正体をすでに知っているのなら、彼女はもうすでに・・・。

 ジャミーンの病室で・・・
 ドラムは、ジャミーンの思い出アルバムを作ってくれた。
 中の写真は、どれも素敵な思い出ばかり。

 しかし乃木は、ある違和感を見つける。
 なぜかこの事件に関係ないはずの山本(やまもと:迫田孝也)が、バルカにいたのだ。
 しかも、戦闘服で・・・。

 そこで乃木と野崎は、彼女を救うためにある作戦を実行する。どんな作戦かというと・・・

 丸菱の宇佐美部長・原経理部長・水上を呼び出し、「太田が見つかった」とウソの情報を流す。そしてそれを聞いた誰かが出て行ったら、その人物が “モニター” だ。

 2人が作戦を実行すると突然、山本があわてて出て行った。
 そう。真の “モニター” は、山本だったのだ!!
 山本は、利用したブルーウォーカーの正体がバレるのを恐れて、彼女を拉致していたのだ。
 彼は公安から逃げながら、太田の監禁場所へと向かおうとする・・・。

VIVANT 〜別班〜

 山本が公安の追っ手から逃れてどこかに隠れていると、そこで出会ったのは、自分もテントのメンバーだと言う黒須 駿(くろす しゅん:松坂桃李)という男だ。

 「俺は黒須だ。組織からの命令で、アンタを逃がすために来たんだよ。」

 黒須はそう言って、山本のGPSを破壊した。

 野崎はずっと考え込んだ。

 「何かがおかしい。悟られないように最少人数で尾行し、GPSでも追跡した。それなのに、なぜバレた?何かがおかしい。何かが・・・」

 しばらくして・・・
 目を覚ますと、山本はイスに縛られていた
 彼の目の前には黒須が・・・

 「なんでこんなことをする?お前、仲間だろ?」

 「仲間?全然違うよ、その真逆だ。」

 すると、そこに現れたのは・・・乃木だ!!

 「よう山本。」

 なんと乃木の正体は、”別班” だったのだ!!
 黒須の正体も、乃木の後輩だった。

 「ありえない!別班はズバ抜けて優秀な超エリート集団のはず・・・同期の出世レースからも脱落したトロいお前が、別班なんかになれるわけないだろ!」

 「出世?そんなもんしたら任務に差し支える。別班は、海外飛びまわってなんぼなんだよ。」

 GFL社と共同で太陽エネルギープラント事業を立ち上げようとしたのも、
 アリ社長(山中 崇)に近づくためだったのだ。

 「乃木、俺が悪かった!命だけは助けてくれ!」

 「じゃあ1つ条件がある。テントのことを教えろ。」

 「知らないよ・・・テントなんて組織のこと、何も知らない!」

 そう言い訳をすると、乃木と黒須は最後の手段に出た。

 「おい、やめてくれ!何をしたんだ!」

 2人は、山本に自白剤を注入した。

 すると山本の性格は急に軽くなり、テントのことを話した。

 山本が “モニター” になったのは、「こんな平和ボケになって腐りきった日本は、一度だけ痛い目に遭ったほうがいい」という考えからであり、さまざまなテロ組織を調べてダークウェブの掲示板で発信していたら、調べていた組織の一つ・テントから「バルカに来い」と連絡が来て、ネパール行きのチケットも送られたのだ。彼がバルカに行ってからは、アリ社長のサポートにより訓練をしていた。

 アリ社長の正体はテント幹部で、日本の担当だったのだ!

 「各国の諜報機関が、テントと日本が関係していると言っているが、それは何なんだ?」

 「え〜知らないの?み〜んな言ってる。リーダーの最後の標的は・・・日本だって!

 しかし、テロがいつ起きるのかと、テントのリーダーが誰なのかについては、「知らない」の一点張りだった・・・。

 「よく思い出せ。これが最後のチャンスだぞ?」

 「知らないもんは知らないんだよ。どうせお前らみんなおっ死ぬんだ。ガタガタ騒ぐな、バ〜カ!」

 一方。野崎たちが監禁場所に向かうと、縛られて気を失っている太田を発見した。

 そして、とある橋の上で・・・

 「見ろ。美しいだろう?この美しき我が国を汚す者は、何人たりとも許さない。命に従い、お前を排除する。」

 そう告げて乃木と黒須は、自殺に見せかけて山本を “排除” するのだった・・・。

 第5話につづく・・・

なゆた考察

謎の親子は・・・敵!?

 まさか、乃木くんが別班だったとは!!

 ここから “別班 VS テント VS 公安” の三つ巴の戦いが本格的にはじまるわけですが、
 次回から、第1話ラストのあの謎の親子が再び登場します!

 早くもテントのリーダーが明らかになりますが、一体誰なのでしょうか?
 乃木くんと黒須くんがテントの幹部であるアリ社長を追い詰め、「テントのリーダーは誰だ?」と問いただすシーンが予告にありましたが、僕の考察だと、その場面でアリ社長がテントのリーダーかつ中心はあの親子だということを明かして、そして再登場するのではないかと思います。

 つまりは、あの親子は別班及び公安だということです。

 構図的には、“乃木&黒須 VS 謎の親子 VS 野崎” の戦いになるのではと思います。

今後の展開

 「俺が、VIVANTだ。」

 次回、再びバルカへ・・・!!

 ついに、乃木の壮絶な過去が明らかになる!!
 なぜ彼は、別班になったのか?

 彼はヒーローか、それとも悪魔か?
 そして、謎の親子の正体とは・・・?

 別班 VS テント、日本の運命をかけた戦いが今はじまる!!

 後日、第5話についても書こうと思いますので、楽しみにしていてくださいね!!

 以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!

『VIVANT』を見逃した人はぜひこちらから

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