こんにちは、「なゆた」です!
日テレ系 土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』、
こんな展開、誰が予想できたのだろうか・・・?
そこで今回は、『最高の教師』の第6話の振り返りと今後についての考察をしたいと思います!
(注意:この記事では第6話のネタバレを含みます。純粋にドラマを楽しみたい方はここから先の閲覧をお控え下さい。)
① ドラマ好きな人
② 『最高の教師』が好きな人
③ まゆらー(仮)の人
第6話「拝啓、今を生きるすべての貴方へ」振り返り
鵜久森、2周目のはじまり
「私さ、もしかしたら・・・鵜久森さんのこと好きかもしれないんだ。」
鵜久森(うぐもり:芦田愛菜)に突然、そう言い出した東風谷(こちや:當真あみ)。
しかし、漏れ出た想いに戸惑ってしまった東風谷は、鵜久森の前から逃げ出してしまう。
「東風谷さん!」
「ごめん・・・来ないで・・・」
鵜久森は東風谷を探していく中で、2周目のはじまりを思い出してゆく・・・。
すべてのはじまりは、10月のよく虫が鳴いていたあの日。
この世界と、自分自身に辟易していた鵜久森は、橋の下にある川に
吸い込まれるかのように落ちたその時・・・
目を覚ますと、鵜久森は始業式の日に戻っていた・・・。
鵜久森は学校に向かうと、ある違和感を見つけた。
九条(くじょう:松岡茉優)だけが、自分の記憶とは違う表情をしていたのだ。
鵜久森は九条を待ち伏せるも、話す言葉が見つからず・・・。
そして家に帰って一人で考えを巡らせ、自分の死の未来を変えることを決意する。
不登校になる日を九条が宣言した時、鵜久森は彼女も2周目だということを確信するが、
誰の力も借りず自分の力だけで未来を変えるつもりでいた。
しかし・・・相楽(さがら:加藤清史郎)たち問題児集団によるいじめはエスカレートしていき、
未来を変えることを諦めようとした次の瞬間・・・
「私がいます。」
九条が支えてくれたおかげで、改めて未来を変える覚悟ができたのだった。
10月2日。化学準備室にて・・・ついに九条は、鵜久森にこう打ち明けた。
「鵜久森さん。もうすでにお気付きのとおりかと思いますが、私は今、2周目の人生を生きています。そしてそれは、鵜久森さんも同じですよね・・・?」
鵜久森も「はい、そのとおりです。」と明かし、九条に対してこう聞いた。
「私は、自分で自分の1周目を終わらせてしまいました。先生も同じような経験をしたってことですか?」
「今、とても迷ってます。本当のことを言うべきなのか・・・でも、懸命に同じ道を生きる鵜久森さんに、ウソを言うのは違うと思うので・・・私は卒業式の日、生徒の誰かに殺されました。そして気が付いたら、1年前の始業式に戻っていたんです。だから、その未来につながるあらゆる可能性を排除しようと、この教室と向き合う覚悟を決めました。でも、今ではもう一つ別の理由も芽生えてきているんです。私が、教師だからです。人を傷つけることを当たり前にできてしまう人たちを、放っておくわけにはいかないと思うようになりました。」
「もしかしたら、先生はそのことを伝えるために、この2周目が与えられたのかもしれませんね。」
自分が2周目が与えられた理由が未だに分からない鵜久森だったが、1つだけ確信していることがあった。
それは、“3回目はない” ということだった・・・。
九条と鵜久森にとって、2周目の人生は命がけの戦いとなるのだ。
帰宅後。九条は、夫の蓮(れん:松下洸平)と親友の夏穂(かほ:サーヤ)・智美(ともみ:森田望智)から31歳の誕生日をお祝いされる。
みんなで仲良くパーティーをしながら、九条は鵜久森の確信を思い出す。
「なんか、来年もこの人たちに会いたいな〜って。」
そしてパーティーの最中、九条は蓮に改めて「好きだよ」と告げるのだった。
パーティーが終わり、「急に “好きだよ” とか言うからビックリしちゃった。」と言う蓮に、
九条は「だって “好き” って言うのって、むずかしいじゃん。」と答えるのだった。
翌日。鵜久森は、相楽から突然こう言われる。
「お前と久々にお話したいんだけど・・・」
「いいよ。少しだけなら。」
廊下にて。相楽は「ここらで、普通になんねえ・・・?悪かったよ。」とこれまでのことを謝るが、それを聞いた鵜久森からは「ごめん。心のない謝罪は受け入れられない。」と断られてしまう。
ムシャクシャしていた相楽だったが、仲間の浜岡(はまおか:青木 柚)から「そういう時こそ、俺の出番じゃないの?」とすすめられる。それに対して相楽は・・・
勇敢なひと 〜 “好き” という気持ち
職員室にて・・・九条は我修院教頭(がしゅういん:荒川良々)に呼び出され、東風谷が休学しようとしていることを知らされる。
九条はさっそく、東風谷のもとに向かう。
「なぜかは分かりませんが、体調が理由ではないのですよね?2024年2月21日。あなたの志望大学の法学部から、合格が告げられる日です。そしてそれまであなたは、すこやかに高校に通い続けます。私は、そんな未来になると信じています。無理に話すことはありませんし、休学されることも否定はしません。ただ、本当はみんなと卒業することを望んでいるのではと気になってしまって・・・」
「先生・・・私、最悪なんだ。私の問題に、鵜久森さん巻き込んじゃった・・・。」
鵜久森に “好き” と言ってしまった東風谷は、学校を休み病院へ向かった。最初は体の不調かなにかだと思っていたが、何も異常はないと診断されたのだ。彼女が鵜久森に想いを寄せるようになったのは、彼女が描くイラストが話題になった頃らしい。やたら謙虚な彼女を見て「いい人だな・・・」と思っていた東風谷は、気が付けば彼女を目で追うようになる。そして時々胸があたたかくなり、”これは一体何なのか” と感じ、どんな “好き” なのかが分からなくなっていく。その “分からない” が厄介で、怖く、そして辛く感じてしまうのだ。
九条は、そんな東風谷を温かく支える。
「あなたはとても、勇敢な人だと思います。この世界には、”好き” と言う言葉を表に出せない人もいます。言うのが怖いと分かっていながら “好き” を告げたあなたは、とても勇敢だと思います。東風谷さん、あなたは本当はどうしたいですか?」
「私は・・・本当は・・・あの時の、続きの言葉が知りたい・・・。」
“ありがとう”
翌日。九条は、鵜久森を化学準備室に呼び出す。
そこには、東風谷がいた。
東風谷は九条に頼んで、ホームルームを休みにしてまで鵜久森を呼んでもらったのだ。
「ごめんなさい。私のことで、鵜久森さんに迷惑をかけてしまって・・・。」
鵜久森は、「なんで迷惑なんて言うの?思いのある “好き” を言われて、迷惑に思うわけないよ。私も一つ、東風谷さんに伝えたいことがあるんだ。私さ・・・今、2周目の人生を生きてるんだ。」と告げる。
1周目の時も、鵜久森に想いを伝えてくれたのは東風谷だった。
しかし鵜久森は、「私なんかを “好き” なんて言ったら、東風谷さんに迷惑がかかっちゃうよ。」と言ってしまったことをひどく後悔し、「もしかしたら、この先ずっと誰かの大切な想いに応えることができないのかも?」と思っていた。
そして目の前の川を見ていたら、まるで吸い込まれるかのように落ちていったのだ・・・。
「それじゃあ、私のせいで・・・」
「違うよ。絶対にあなたのせいなんかじゃない。こんな話を信じてくれるかどうかは分からないけど、私はあれからずっと考えてた。”どうして私に、この日々がもう一度与えられたのだろう?” って。その答えが今日、東風谷さんの顔を見て分かった気がする。私はずっと、東風谷さんを追いかけ続けてたんだ。よく誰かが言うよね。”もう一度過去に戻れたとしたら、何をするか” って。私はきっと、この言葉を東風谷さんに言うために戻って来たんだ。“ありがとう” って。東風谷さん、本当にありがとう。」
東風谷は、“ありがとう” という言葉に、嬉しさのあまり涙を流すのだった。
ビデオメッセージ 〜 拝啓、今を生きるすべてのあなたへ。
「先生、ありがとうございます。」
鵜久森は、九条に誕生日プレゼントを渡した。
そして教室に戻ってロッカーの中を開けると、「放課後に新校舎の吹き抜け廊下へ来ること」という何者かからの手紙が届いていた。
九条がプレゼント袋の中身を開けると、中には鵜久森が描いた自分と九条の似顔絵と、1つのSDカードが入っていた。そのSDカードを差し込むと、突然鵜久森からのビデオメッセージが流れてきた。
「この動画を撮っている翌日、2023年10月4日。私が、私の1周目の人生を終わらせてしまった日です。何でこんな動画を残しているのかというと、このあと自分に明日が来る実感がないからです。だから、もしものことがあればと思い、先生への想いを残しました。先生が “一人じゃない” って言ってくれた時、力が湧いたんです。あの日私が口にしたのは、私がされた出来事を誰かに知ってほしくて、この命をかけて残してやろうと思っていた言葉たちでした。でもあの日、口にして思いました。”命なんてかけなくても、言ってもいいんだ。知ってほしいなら、言葉に出していいんだ。” って。それから私は、たくさんの希望を叶えられました。それで私は思いました。”絶対に自分で自分の終わりを選ぶべきじゃない。” だって、生きてれば変わるから。ねえ先生。これから先、私みたいな生徒が現れたら言ってあげてください。”この世界は変わるんだ” って。きっとその人は、 “それはお前の話だろ” “自分は違う” と跳ねのけるかもしれません。でも、言ってあげてください。“絶対に生きてれば変わるんだ。変えてくれる誰かが、世界のどこかにはいるんだ。” って。ちょっとしか何かから変えたっていい。例えば、いつもとは違うほうの手で歯を磨いてみたり、知らないドラマの予告だけでも見てみたり・・・それを繰り返すうちにだって変わってく。”別に変わろうとしなくたってもいい。でも、生きてほしい。生きるんだ。“って。この半年間、私は私なりに全力で生きた。少しだけなりたい私にもなれたような気がします。でも、死にたくない・・・。だけど、もしやっぱりダメだったら、おこがましいけど、先生にバトンを託します。過去の私みたいな生徒が生まれないような教室に。無自覚に人を傷つける世界を、少しでも変えてくれることを・・・。」
それを見た九条は、あわてて化学準備室を出た。
一方。鵜久森が吹き抜け廊下に向かうと、生徒の誰かが目の前に立っていた・・・。
「あなたがこんなことを・・・?」
そして、その “誰か” と揉み合いになり、鵜久森は吹き抜け廊下から落下していった・・・!!
九条が吹き抜け廊下に駆けつけると、そこには鵜久森が倒れたまま動かなくなっていた・・・。
「お願いします・・・もう一度、やり直させてください・・・こんな未来のために、生きて来たわけではありません・・・どうか、お願いします・・・」
しかし・・・彼女の死の未来は、確定してしまった・・・。
第一章、完結。
第7話につづく・・・
なゆた考察
鵜久森の目の前に現れたのは・・・!?
まさか、鵜久森さんがあんなことになるなんて・・・。
こんな展開を、誰が予想していたのでしょうか?
もしかすると、相楽くんと浜岡さんが仕込んだ “(問題児集団外部の)もう一人の仲間” なのではないかと思います。(その人物は29人の生徒の中にいる)
ムシャクシャしていた相楽くんに対して、浜岡さんが「そういう時こそ、俺の出番じゃないの?」って言っていたし・・・。
もしそれがミスリードだったとしたら、怪しいのはやっぱり星崎くん。
彼が何を考えているかは僕も読み取れないけど、
悪意でも恨みでもなく、彼の中にある “好奇心” という名の狂気がそうしたのではないかと思います。
これも “映画のワンシーン” なのか・・・?
校長先生の正体は?
さて。この鳳来高校には、なぜか校長先生がいません。
僕の予想だと、鳳来高校の校長先生は、鵜久森さんの父親だと思います。
家のシーンでも、鵜久森さんとその母親しかいなかったので・・・。
どこかに出かけているということになっていますが、果たして本当はどうなのでしょうか?
今後の展開
かけがえのない教え子・鵜久森を亡くし、失意のどん底にいた九条。
しかし、夫の蓮や鵜久森の母・美雪に支えられ、彼女は再び立ち上がる。
鵜久森が「命を失った生徒」ではなく、「最後までその命を燃やし生き抜いた生徒」であったということを証明するために・・・!!
後日、第7話についても書こうと思いますので、楽しみにしていてくださいね!!
以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
『最高の教師』を見逃した人はぜひこちらから↓
あ!!来週は『24時間テレビ 愛は地球を救う46「明日のために、今日つながろう。」』が放送されるためお休みなんです。
第7話の放送は、9月2日(土)です。
そのため、振り返りも来週はお休みです(待てない)。
代わりに来週の夜9時頃から、
スペシャルドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』が放送されます。
興味のある方は、こちらもぜひ。
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