《 “やれるだけ、やってみよう。” 》金曜ドラマ『ペンディングトレイン』最終回「未来を乗せた電車」振り返り!!

ドラマ振り返り・考察

 こんにちは、「なゆた」です!

 予測不能のサバイバル・エンターテインメント
 TBS系 金曜ドラマペンディングトレイン −8時23分、明日 君とが、
 ついに完結しましたー!!!!!

 そこで今回は、感動の最終回振り返りをしたいと思います!
 (注意:この記事では最終回のネタバレを含みます。純粋にドラマを楽しみたい方はここから先の閲覧をお控え下さい。)

今までのドラマ振り返り&考察はこちらから

ぜひ!こんな人に読んで欲しい!

① ドラマ好きな人
② 『ペンディングトレイン』が好きな人
③ 考察好きな人

最終回「未来を乗せた電車」振り返り

「米ちゃんねる」スタート!

 世間から好奇の目を向けられ、今のこの世界に絶望する直哉(なおや:山田裕貴)と優斗(ゆうと:赤楚衛二)。

 「もう来るなら来いよ・・・」

 一方、蓮見教授(はすみ:間宮祥太朗)は、やはり乗客たちの証言が正しいことを突き止めるのだった。

 翌日。仕事先の上司から「しばらく休んだらどうだ?」と言われた優斗は、休むことを決意した。

 大地(だいち:藤原丈一郎)は電車内で直哉とバッタリ会い、彼を対策会議に誘った。

 弘子(ひろこ:大西礼芳)が持ってきた雑誌の中には、「消えた乗員乗客たち133名 背景にオカルト団体の影?」というでっちあげた記事があった・・・。

 実は大地は、未来の世界で過ごしたエピソードを語るためにこんなチャンネルを立ち上げたのだ。その名も・・・「米ちゃんねる」だ。
 事実ではないことを記事にされ、我慢のピークに達した彼は、ある一本の動画を世に出すことを決める。それは、すべての真相を完全激白する動画だ。
 その動画を公開するやいなや、日本中で大反響となり、早くも300万回再生を突破した。
 そしてなんと、「きんぐP」も見てくれていた・・・。

 「ほらつながった!こん中悪いことばっかやないんよ!ちゃんと力になんねん!」

 さらに、佳代子(かよこ:松雪泰子)から連絡が来た。元・防衛大臣の厚労省トップと話をすることができ、隕石の軌道を変えるためのロケットが発射されると聞いたのだ。今はもうその計画に賭けるしかなく、自分たちにできることといったら、ただ祈るだけ・・・。

 「普通、映画やアニメやったら、俺らが基地とかに潜入して、誰かと戦って、何かのスイッチを押したりするんやけど・・・」
 「現実は、ただ普通に過ごすだけ・・・」

 直哉たちに残された道はただひとつ。“最後の日まで、どう生きるのか。”

タイムカプセル

 優斗と高倉先輩(たかくら:前田公輝)は、いつものお好み焼き屋さんで夕食をとっていた。

 「この地球上で誕生した生物のうち9割は、すでに絶滅してるそうです。だったら・・・人もいつかは消える運命なのかもしれない・・・。」

 そう語る彼に、先輩はこう言った。

 「俺はお前の話信じるよ?だから、やめるな。もし人に声を届けたかったら、ちゃんとしろ。ちゃんとしてないヤツの話は、誰も聞かない。社会の輪の中で働いて、居場所を持って、そして堂々と・・・声を上げろ。」

 その言葉を聞いて、優斗の心はだんだん立ち直ってゆく。

 翌日。直哉、優斗、そして紗枝(さえ:上白石萌歌)の3人は海へ。
 「もし無事だったら、来年も海に行こう。俺は泳げないから、スイカ割りでも?」
 「・・・やるか!地球滅亡する方がマシだわ!ってか、スイカ割る前に地球割れるだろうが。笑」

 3人は笑い合った。

 一方、大地は駅のトンネルの近くに向かい、弥一(やいち:杉本哲太)への手紙をタイムカプセルに入れて埋めた。

 「田中のおっちゃん。俺たち、無事に元の世界に戻りました。
 未来のこともちゃんと伝えました。
 お偉いさんは動き出したようですが、どうなるか誰も分かりません。
 とりあえず俺ら、普通に暮らしてます。」

「8時23分、明日・・・」

 直哉たちは、それぞれ普通の日常を過ごしていた。
 玲奈(れな:古川琴音)も、明石(あかし:宮崎秋人)が妻と離婚したことにより、
 彼と付き合うことになった。

 そんな中、ついに小春(こはる:片岡 凜)に新しい命が生まれた。
 和真(かずま:日向 亘)は優斗に、感謝の言葉を述べた。

 「あの時、”帰ろう” って言ってくれてありがとう。」

 5号車の乗客全員も、病院にお祝いに駆けつけてくれた。

 「なんか、懐かしいな。いや、未来なのに懐かしいってどういうことだよ。笑」

 そう言って笑う直哉に、紗枝はこう言った。

 「じゃあ、あの日々はつらいばっかりじゃなかったってことですね。懐かしいって思えるって、すごく幸せだって思うから。」

 すると、優斗のもとに祥大(しょうだい:井之脇 海)から電話がかかってきた。
 いよいよロケットが打ち上げられるそうだ。結果は遅くとも3日後に分かるという・・・。
 さらに佳代子からも連絡が来た。防災インフラが一番整っている(※)というスイスに知り合いがいて、「来られる人は来てほしい」と。

 そのことを直哉に伝え、
 さらに、全人類を救うことは不可能なため、最後まで誰かを助けるべく自分は「ここに残る」とも言い出した。

 突然すぎる出来事に、直哉は大困惑。
 しかし、優斗が下した決意は、変わることはなかった。

 「やっぱお前、最後までほんっと好きじゃないわ。」

 ついにロケットが打ち上げられた。
 大地は、自分のチャンネルに “最後かもしれない” 動画を投稿した。
 その動画で大地は、最後までをどう生きるのかを考えるよう訴えた。

 直哉のもとに、紗枝から連絡が来た。

 「私たちにできることは全部やりました。明日、みんな来ます。寺崎さんはご家族と。白浜さんは連絡待ちです。萱島さんも来てください。待ち合わせは、あのホーム。8時23分、明日・・・

 (※)例・・・地下に国民全員が入れるシェルターがある。

“やれるだけ、やってみよう。”

 2026年12月9日、運命の日。

 直哉と達哉(たつや:池田優斗)は、ふたりで避難の準備をしていた。

 「俺は、今まで幸せだった。兄ちゃんにとってつらい過去でも、俺はずっと幸せだった。兄ちゃんが今でもそばにいるから・・・。だから、何も怖くないよ。」

 その言葉に感極まった直哉は、達哉をギュッと抱きしめたのだった。

 直哉が店を出ると、そこには記者などが集まってきていた。
 乗客たちの証言に救われた人もいれば、ウソつき呼ばわりする人もいた。

 「誰と話してんの?アンタらさ、誰の何の話をしてんの?いいか、俺が未来で学んだこと全部教えてやるよ。その目で、耳で、体で、そいつの “奥” を見ろよ!知りたかったら直接聞けよ!俺は、アイツらと会って、ぶつかって、心のシャッター壊されて、世界が変わったんだよ!助けられて今ここにいるんだよ!

 直哉は、優斗のことを思い出し、彼を迎えに行こうとする。

 そして六町のホームで、直哉と紗枝は再会する。

 「私も、終わる前に言っておきます。ずっと、祈ってました。萱島さんにとって、ここが少しでも居心地のいい場所になりますようにって。生きたいって思える場所に・・・。」

 直哉は、紗枝をそっと抱きしめた。

 「おかげで居心地よくなったよ、今は。」

 紗枝は他の5号車の仲間たちとスイスへ向かい、直哉は優斗を迎えに行った。

 突然駆けつけてきた直哉に、優斗は驚きと戸惑いを隠せない。

 「ど、どうしてここに!?」

 「助けに来た。誰かを助けるだの、救うだの、責任感じてヒーローやってるお前を助けに来たんだよ。」

 「何やってるんだよ、なんでここに来たんだよ!俺は、萱島さんに助かってほしかったのに・・・」

 「助けられてきたよ。本当はずっと、助けられてきたんだよ。何度も何度も。命じゃない。”ここ” を救ってくれたんだよ。お前みたいなヤツがいるから、この世界も悪くない。だから、いっしょに行こう。何があっても、生きよう!」

 「未来は、あの電車に・・・」

 「そうだ。もう乗った。」

 その頃、未来では・・・。
 大地が埋めたタイムカプセルが、弥一のもとにちゃんと届いていた。
 「・・・生きろよ。」

 「こっからどうなるか、まだ分かんないけど・・・やれるだけ、やってみるか。
 「やれるだけ、やってみよう。」

 直哉と優斗は希望を信じながら、この世界を見つめるのだった・・・。

 (おしまい)

感想

 なんだかものすごく考えさせられました!
 ただのサバイバルドラマなんかじゃなくて、もう本当に心に深く刺さる人間ドラマでした。

 何もないからこそ、見えてくるもの。
 それは、「やれるだけやってみよう」という希望だったんですね。
 それが終盤で意味が分かった時にはもう、感動しました。

 GP帯連ドラ初主演の山田裕貴さんをはじめ、キャスト陣の演技も素晴らしく、
 乗客たち全員に感情移入させられました。

 あと、Official髭男dismの主題歌『TATTOO』も素晴らしかったですし、
 今年の春ドラマの中でイチバンの面白さでした!

最後に 〜僕たちも、やれるだけやってみよう。

 皆さんはこのドラマを見て、どんなことを感じましたか?

 この先何が起こるか分からないけど、それでも僕は願っています。
 皆さんが「やれるだけやってみよう」という希望を持てますように・・・

 僕たちも、やれるだけやってみようかな。

 以上です。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!!

『ペンディングトレイン −8時23分、明日 君と』を見逃した人はぜひこちらから

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